マトリックスへ ようこそ

Hi Everyone, it’s Nate.
冷蔵庫の中の調味料に、どうにも不思議なことが起きています。
昨日、わさびのチューブを手に取って賞味期限を見たところ、なんと2023年8月! でも実は、同じ衝撃を前にも味わった記憶があるのです。期限切れのわさびを処分して、新しいものに替えたはずだとはっきり覚えています。それなのに、なぜか古いわさびがそこに居座っているのです。
さらに問題なのがタルタルソース。賞味期限の不思議現象が起きているだけでなく、ほとんど使っていないはずなのに、なぜかいつも「あと一滴」状態。ここ数か月の間に新しいボトルを何本も買ったはずだと確信しているのに……。
いったい何が起きているのでしょうか??
これは単なるデジャヴなのでしょうか。それとも、ついに“マトリックスのバグ”を発見してしまったのでしょうか。
同じようなこと、みなさんにも起きたことはありませんか?
こうした不可解な状況に直面したときに使える英語表現を、いくつかご紹介したいと思います。

ネオがマトリックスの中で、「デジャヴを感じた」って言っていたのを覚えていますか?あのときのネオと同じ気分になったんです。わさびの賞味期限を見たときに!

これが、私に“マトリックスのバグ”の存在を気づかせたわさびです。
① 記憶への強い確信を表す表現
(「絶対に〜したはずなのに」というニュアンス)
I could’ve sworn I just bought a new bottle of tartar sauce a few weeks ago.
→ 数週間前に新しいタルタルソースを買ったはずなんだけどなあ。
I could’ve sworn I bought a new tube of wasabi recently.
→ つい最近、新しいわさびを買ったはずなんだけど。
※ I could’ve sworn… は、「本気でそう思っていた」「確信していた」という強いニュアンスがあります。
② 強い否定・信じられなさを表す表現
(「そんなはずはない!」という気持ち)
There’s no way we’re out of tartar sauce again!
→ またタルタルソースがないなんて、そんなはずないでしょ!
That’s impossible.
→ そんなのありえない。
That can’t be right.
→ それはおかしいよ。
③ 状況が理解できないときの表現
(論理的におかしい、と感じたとき)
How is the wasabi two years past its expiration date again?!
→ どうしてまた、わさびの賞味期限が2年も過ぎてるの?!
This makes no sense.
→ まったく意味が分からない。
Something’s not adding up here.
→ 何かつじつまが合わない。
このように、
-
記憶への確信
-
信じられない気持ち
-
論理的な違和感
といった段階ごとに表現を整理すると、実際の会話でも使いやすくなります。
冷蔵庫の前で呆然と立ち尽くすその瞬間――
ぜひ、これらのフレーズを思い出してみてください。
今回の話は、「シミュレーション仮説」にも通じるストーリです。
「シミュレーション仮説」とは、影響力のある哲学者・研究者であるニック・ボストロムによって提唱された仮説です。簡単に言えば、私たちは“現実の世界”に生きている可能性よりも、“シミュレーションされた現実”の中に生きている可能性のほうが高い、という主張です。
1999年の映画『マトリックス』は、この考え方をもとに制作されました。
さらに詳しく知りたい方は、こちらのWikipediaの記事をご覧ください。
ウィキペディアのシミュレーション仮説ページ
それでは本日は以上です!

